更新日:2021年08月16日
豆腐を楽しむ/宮島食品(兵庫県)
![](https://www.akikawabokuen.com/wp-content/uploads/2021/08/11e2edc6643122619d58d666a25af029-scaled.jpg)
大豆の旨味をシンプルに–豆腐を楽しむ
味わい深い豆腐はシンプルに冷やっこで。 滑らかな喉ごしと滋味深い味わいは夏にもってこいの一品です。
素材にこだわる昔ながらの豆腐屋、宮島食品
![](https://www.akikawabokuen.com/wp-content/uploads/2021/08/b4455152451412d85247ed031fc53072-scaled.jpg)
兵庫県尼崎市、阪神杭瀬駅前商店街で昭和28年から昔ながらの製法で豆腐を作る宮島食品。 原料の大豆は希少な国産有機大豆を使用。製造小売店として日本で初めてJAS認証を受けたお豆腐屋さんです。 消泡剤としてグリセリン脂肪酸エステルなどは使用せず、有機菜種油を使用。天然のにがりを使って豆乳を固める手法で1日500~700丁もの豆腐を手作りしています。「本物の豆腐を味わってほしい」と話す宮島さん。 日持ちは短いですが、大豆の旨味をしっかり味わえる豆腐です。
逆境でもあきらめない
昨年7月、商店街の隣店で火災が発生。宮島さんの店舗も延焼し、原料の有機大豆や使い慣れた製造機器が使い物にならなくなりました。 しかし、宮島さんは翌日から店舗再開に向けて行動開始! 大豆の仕入れから新しい店舗の確保や機器の搬入に動き出しました。 多くのお客様から「早く宮島さんの豆腐が食べたい」と励まされ、3か月後にはお向かいにあった空店舗で営業を再開。有機JAS認証も取得し、以前と変わらない品揃えまでになりました。
![新店舗前](https://www.akikawabokuen.com/wp-content/uploads/2021/08/d8b5a4754837fafdc5792cf016b7a6ae-scaled.jpg)
まだまだこれからもチャレンジ!
現在73歳の宮島さん。豆腐作りからお店の経営まで11人の社員と一緒に切り盛りしています。 「ようやく火災の後始末も終わり、今後は豆腐をベースにした惣菜を考えて商売をもっと広げていきたい。 これからも食と健康を大切に、まだまだ頑張りますよ」と楽しそうです。
目で、舌で、涼を楽しむ
![豆腐でオードブル](https://www.akikawabokuen.com/wp-content/uploads/2021/08/a9662825a19bce7e8a96692922db3c6f-scaled.jpg)
暑い日にはシンプルに冷やっこで大豆の旨味を味わいたい。まずは塩で、大豆の風味と甘みを邪魔せず素材の美味しさをそのまま堪能。 その後はお好みの薬味を添えて召し上がれ。宮島さんのオススメは小口ネギとすりおろし生姜。 一口大に切った豆腐に彩りよくトッピングすればおもてなしの一品にも。