更新日:2018年06月16日

竹の子を地域の宝に! 美祢農林開発 

「山口県産 竹の子水煮」を生産する美祢農林開発(山口県美祢市)。毎年、竹の子の収穫時期となる4月前後に1年分の竹の子を入荷し、水煮を製造しています。春先にしか見られない作業の様子を伺ってきました。

地域課題の解決のために設立

統括責任者 伊藤末高さん

日本最大のカルスト台地・秋吉台がある美祢市は総面積のうち森林が約7割を占める緑豊かな中山間地域。しかしながら、過疎化や高齢化の影響により、広大な森林の管理は行き届かなくなり、年々荒廃が目立つように。そこで、ありあまる山林資源を活かし、地域の荒廃に歯止めをかけるべく、平成19年に美祢農林開発が設立されました。

 

地域の人が竹の子を収穫

竹の子は、栽培環境に恵まれた美祢市を流れる5本の川(厚狭川・有帆川・厚東川・木屋川・三隅川)の流域で採れたものを入荷。対象地域に住んでいる方や山を持っている方に、竹の子を収穫して納品しに来てもらっています。

収穫された竹の子

収穫時期は、毎日午前8時~正午に竹の子を受入れており、軽トラックいっぱいに竹の子を積んだ住民の方が続々と納品に来ていました。伊藤さんは受付や計量をしながら、「今日は暑いね」や「立派な竹の子だね」など、住民の方との会話も楽しんでおり、和気あいあいとした仲の様子。納品に来た美祢市で農家をしているご夫妻は「今までは余らせていた竹の子を(美祢農林開発が出来てからは)活用してもらえてありがたい。しかも、採ることで収入にもなるので、はりあいがある。」と嬉しそうに話してくださいました。
山や畑を荒らす困り者が、納入者のお小遣い稼ぎになるうえ、山の荒廃も防いでおり、うまく循環した形で地域課題を解決しているのです。

「今日は暑いから、熱中症に気を付けてね」と納入に来た方へ塩飴を配る気遣いも。

手間を惜しまず手作業でカット

ひめ皮は手作りの小さな弓のような道具を使って、張られた糸で削ぎます。

納品された竹の子は、皮付のままボイルしてから皮剥きに。収穫時期は近隣住民の方々に助っ人をお願いし、作業を行っています。根っこの周りのイボを包丁で剥き取る作業や、ひめ皮(厚い皮の下にある柔らかい皮)を削る弓かきも全て手作業。皆さん、慣れた手つきでスピーディーに作業されていましたが、固い竹の子を包丁で剥く作業は手が腱鞘炎になりそうなほど大変なのだそう。けれども、美味しい竹の子水煮をつくるために手間を惜しまず丁寧に仕上げていました。

使わなくても良いものは使わない


一般的に竹の子水煮にはpH調整剤や保存料が使われることも多いのですが、美祢農林開発さんでは使用していません。
「だって、使わなくてもできるから」と、伊藤さん。時間はかかりますが、ゆっくり水に浸して酸性度を調整し、真空包装や殺菌で保存性を高めています。使わなくても出来るなら、なるべく使わない
方が良い、という姿勢で製造しています。

今年の収穫も無事に終了!

「竹の子」という資源を地域の宝に変えた美祢農林開発。さらに、竹の子の皮は近隣の農場で堆肥として活用しているほか、竹割箸など「竹」を活用した製品の開発にも取り組んでいます。
4月末、今年の竹の子の受入れも無事終了したとのこと。不作の年もあるため、どれだけ竹の子が集まるのか、毎年心配はあるそうですが、今年は去年よりも収穫は多かったそう。美祢農林開発が中心となって、地域の人や資源の力を合わせて作られた竹の子を今年も是非お楽しみください!

秋川牧園が選ばれる理由

昭和初期、初代 秋川房太郎がいつも家族に語りかけたというこの言葉は、今この時代までしっかりと受け継がれ、秋川牧園の核をなす信念となっています。

そして今やこの言葉は、社内だけではなく、利用いただく購入者の皆様の心にも浸透しています。

毎日の生活に欠かせない「食」。いのちをつくり、いのちを守る「食」。
それを今一度見つめ直し、あなたの生活、ひいては地球の未来について考えてみませんか?

選ばれる理由

選ばれる理由

生産から加工、そして消費。
“あなたの農園”から“あなたの食卓”に届くまで。
私たち秋川牧園はそのすべてを
全力でサポートします。

おためしセット