更新日:2018年03月24日

手間隙かけた本物の味 宮島食品


兵庫県尼崎市の下町、昭和の町並みが残る阪神杭瀬(くいせ)駅前商店街の豆腐店「宮島庵」で豆腐作り・販売をしているのが、昭和28年創業の宮島食品です。手作りの豆腐や油揚げ、湯葉豆腐などが大人気で、近所の奥様方をはじめ、遠方からわざわざ足を運ぶ方やお取り寄せをされる方がいるほどなのだとか。社長・義彦さんは、青い作務衣をビシッと決め、明け方から豆腐作りの準備をしていました。

素材にこだわる昔ながらの豆腐屋さん

人一人が動ける程度の小さな作業場で豆腐が作られています。

少し前まで、どこの町にもあったお豆腐屋さん。最近はめっきり少なくなりましたが、宮島食品には原料にもこだわった昔ながらの製法で作る『本物の豆腐』が今もなおあります。原料の大豆は、宮島さんの目指す豆腐作りに合った、大豆の味が凝縮された甘みのある国産有機大豆(主に青森県産)を使用。国内生産のわずか1%と大変希少な大豆で、宮島食品は製造小売店として、日本で始めてJAS認証を受けたお豆腐屋さんです。「ほんまのところ、全然儲けにならへん(笑)でもやっぱり本物の良いものを食べてほしいからなぁ」と社長は話します。

豆腐ができるまで


全て同じ豆乳を使って絹ごし豆腐や木綿豆腐などを作る生産者が多い中、宮島さんは豆乳作りからこだわっています。大豆は、絹ごし豆腐、木綿豆腐、油揚げなど、それぞれの用途に合った分量の大豆を水に浸漬。あまり大豆が水につかりすぎると、大豆の糖質が抜けてしまうので、気温が高い夏場は、大豆が水を吸収しやすいので短めにするなど、それぞれの気温に応じて、作る商品に合わせて水に浸す時間を調節。勘と経験がものを言う熟練の技です。

大豆を潰している様子

細かくつぶした大豆を煮るときに発生する大量の泡。宮島さんでは添加物である消泡剤は使用せず、有機の食用油を使用し、泡の発生を抑えています。社長は豆乳を固める際にも、強い思い入れがあります。

大豆から出るおから

絞りたての豆乳を一杯。甘い!!大豆の味がしっかりして本当に美味しい。

「父親(前社長)が亡くなって、自分が豆腐を作らなあかんようになった時、せっかくやるんやったら素材の味が際立つほんまに美味しい豆腐を作ろうって決めてん。」

型に流し込み、重石で押して固め、豆腐を作っていきます。

豆乳を固めるための凝固剤を、一般的に使用される「硫酸カルシウム」ではなく「にがり」を使った方が大豆の甘みを引きたたすことができる。それに気づいたものの思うように固まらず、かなり試行錯誤したのだそう。ようやく満足のいく豆腐が完成したときには、百貨店にも並ぶようになっていました。この豆腐に対する強いこだわりが宮島さん流です。

昔ながらの豆腐屋さんの光景が目の前で繰り広げられていました。匠の技で丹念に作り続けています。

豆腐が好き

宮島義彦さん

豆腐作りから経営のことまで…社長は毎日約2時間睡眠ととてもハードな日々をこなしています。
今では元気に豆腐を作っている社長ですが、昨年病に倒れ、一時豆腐作りを休止していた時期もありました。「子供らが継ぎたくないって言うほど儲からへんし大変できついけど、お客さんがこの豆腐やないと、と言ってくれることが励みやね。豆腐作りやめて、じっとしてたらそれこそまた病気になるんちゃうかな。(笑)他の人に任せてた時もあったけど、やっぱり自分でやらんと不安やしな。」その口調からは本当に豆腐が好きなんだなという想いが伝わってきました。


取材を終えて、作業場を出るとお店の前にはたくさんの人が、豆腐を求めてやってきていました。
地域の方々にとって、なくてはならない存在の町のお豆腐屋さん。その味、是非一度ご賞味ください。

秋川牧園が選ばれる理由

昭和初期、初代 秋川房太郎がいつも家族に語りかけたというこの言葉は、今この時代までしっかりと受け継がれ、秋川牧園の核をなす信念となっています。

そして今やこの言葉は、社内だけではなく、利用いただく購入者の皆様の心にも浸透しています。

毎日の生活に欠かせない「食」。いのちをつくり、いのちを守る「食」。
それを今一度見つめ直し、あなたの生活、ひいては地球の未来について考えてみませんか?

選ばれる理由

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