更新日:2016年04月08日

なぜ、牛乳の殺菌方法にバッチ式75℃殺菌を採用しているのですか?

この方法は牛乳の栄養が活きている上に、牛乳のおいしさを一番引き出すことができるからです。

牛乳の殺菌方法にはいろんな形があります。
まず殺菌温度ですが、63℃~65℃の低温域での殺菌、70℃台の中温域での殺菌、一般には一番多い120℃3秒などの高温域での殺菌、さらには常温でも腐らないロングライフ牛乳をつくる時の135℃~150℃など、様々な温度帯があります。殺菌温度があまり高いと、タンパク質の熱変性やビタミン類などの破壊が生じるといわれています。

また、殺菌を行う設備の形態による違いもあります。一般的には効率を重視して、パイプの中に牛乳を通して、一気に熱交換機で加熱し、一気に冷却する「連続式」が採用されています。これに対して、大きな蒸気窯の中に牛乳を入れて、撹拌しながら熱殺菌するのが「バッチ式」といわれる方法です。

秋川牧園の取り組みは?

秋川牧園の牛乳は、①75℃の中温域の殺菌温度を採用し、②その設備は昔ながらのバッチ式を採用した牛乳、ということになります。
殺菌温度をもっと落として60℃台にすることも可能なのですが、いろいろ試してみて一番おいしいのはやっぱり75℃ということで、今の殺菌温度を採用しています。
そして、設備は大きな蒸気窯を使ってのバッチ式にこだわっています。撹拌しながら15分以上かけて75℃で殺菌するこの方法は、効率的とはいえませんが、この「じっくり殺菌」にも秋川牧園の牛乳のおいしさの秘密があると考えています。

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