更新日:2013年08月20日

「放射性ストロンチウム」の測定結果は不検出でした

人の体内に長く蓄積しやすい放射性物質「ストロンチウム」

この度、秋川牧園で「秋川たまご」用の飼料原料(魚粉)について、放射性ストロンチウム(Sr-90 Sr-89)の影響を調査しました。

 検査結果は、下図の報告書の通り不検出(下限値 0.36Bq/kg)でした。

 

放射性ストロンチウム(Sr-90、Sr-89)は、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)などと同じ放射性物質です。

口から入ったセシウムは主に筋肉に取り込まれますが、ストロンチウムは歯や骨に吸着されます。

比較的体外に排出されやすい放射性セシウムに対し、ストロンチウムは骨に吸着くされて体内に残る期間が長くなってしまい、

その影響が心配されていています。

原発事故によって放出された放射性ストロンチウムの量は、放射性セシウムに比べて少ないようですが、

全国各地で検査が多数実施されている放射性セシウムに対し、放射性ストロンチウムの汚染実態を調べる検査はあまりされていないようです。

 

秋川牧園では、残留農薬の安全性の観点から、原則、全植物性飼料(植物性原料だけのエサ)で家畜を育てておりますが、

その中で、上記の秋川たまごだけは、上限3%と極少量ですが、魚粉を使用しています。

自社、社外にて、放射性セシウムの検査は定期的に実施しておりますが、魚粉には、魚の骨なども含まれます。

特に汚染水による海洋汚染が深刻な問題となる中で、放射性ストロンチウムの検査をすることで、より安心安全を確認した次第です。

 

※なお、昨秋生産をスタートした「全植たまご」については、秋川牧園の生産物の中で唯一、少量使用していた魚粉の使用もやめ、

大豆、小麦といった産地の特定が難しかったものを一次原料から外した独自の全植物性飼料を開発し、皆様から大きなご評価をいただいきました。

 

秋川牧園では飼料の産地についても、随時確認を行い、情報を公開しています。

<放射能検査結果のページ>   http://www.akikawabokuen.com/28radioactivities-latest/

<生産物の産地や飼料の産地の情報>   http://www.akikawabokuen.com/28radioactivity/

 

 

 

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