更新日:2014年05月27日

チェルノブイリの調査報告会へ参加!

098去る5月10日(土)埼玉県さいたま市産業文化センターにて開催された、NPO法人食品と暮らしの安全基金(以下安全基金)主催のチェルノブイリ調査報告会へ参加してきました。この調査は秋川牧園でも参加を予定し、政情の悪化により渡航を断念したあのチェルノブイリでの調査です。皆さん無事に帰国され、今回の報告会を迎えることが出来ました。

107安全基金さんでは、チェルノブイリ原発事故の影響について、「痛み」に着目した独自の調査を敢行。現地では多くの子供たちが頭痛や足痛などの「痛み」を抱えていることが分かりました。もちろん汚染度が高いエリアで多くみられるのですが低線量の非汚染区とされるエリアでも「痛み」を訴える子供たちがいることが分かり、その因果関係についてさらなる調査を実施。放射能との直接的な関係調査は、まだまだこれからで大変難しい案件ですが、その子供たちの食事の中から放射能物質を減らすための取り組みなど様々な調査についても現在進行中です。今回の報告など、詳しくお知りになりたい方は安全基金さんのホームページをご確認ください。 (食品と暮らしの安全基金http://tabemono.info/

145また、当日は実際に参加された方の、生の声もお聞きすることが出来ました。残念ながら現地での放射能汚染への対応については指導者層が何度も入れ替わり、風化が進みつつあるとのこと。しかしながら、廃炉のこと、食品のことや体のこと、未だ様々な問題を抱えているのは確かのようです。

秋川牧園では約40年前の創業期、当時あいまいだった残留農薬について、自ら0.001ppmという基準を設け、周囲からは、なぜ、そこまでと思われたかもしれない中、その研究と検査をし続けてきました。今になって考えれば、後にダイオキシンや環境ホルモンが問題視されてくる中、やはり、私たちが選んだ道は正しかったと思えます。今回の報告会でも提起された、数多くの懸念される事柄についても非科学的だと単に看過することが出来ないように思えます。チェルノブイリで起きていることは日本でも起きないとも言い切れないことです。今は『未』科学的なことですが、やがて、科学的に分かってくることかもしれません。私どもは命の尊さを大切にし、中長期的な視点を持ち、これからも創業当時から変わらぬ姿勢で、食と向き合っていきたいと考えています。

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