更新日:2013年03月07日

アグリロハス 3月号

中国からのスモッグ騒動 PM2.5問題から見えるもの

"スモッグ"

江蘇省にて

1月中旬頃から、日本に昼間でも薄い「もや」がかかるようなスモッグの日々が続き、テレビや新聞等で大きく報道されています。

では、このスモッグは何で、それは私達の健康に対してどのように影響があるのでしょうか?

結論から申しますと、このPM2・5と言われるスモッグは、喉や肺等の弱い方には、その炎症を防ぐ意味で空気の汚染には気を付ける必要があります。

しかし、一般には、その食べ物の安全性については心配される要素は限りなく少ないことをお伝えしたいと思います。

もちろん、世の中の現象について、すべて科学的に解明されているものではないという謙虚さを大切にしながらも、では、なぜ、食品の安全性については問題ないのか、それを皆様と一緒に考えてみたいと思います。

PM2・5のその発生源の主体が中国にあることは、すでに内外の認めるところですが、その主原因となっているのが、中国で大量に使用されている石炭にあります。

昔から中国では暖房の主役にこの石炭がありました。また、工場のボイラー等、そのエネルギーの主役としても中国では石炭は欠かせないものなのです。

問題は、その中国産の石炭の中に硫黄分が多く含まれること、そして、その硫黄分は、石炭が燃焼すると亜硫酸ガスとなって大気中に放出され、それがスモッグの主成分となっているのです。そして、その亜硫酸ガスが、喉や肺の粘膜を刺激し、その量が多ければ炎症を引き起こすというメカニズムなのです。

したがって、喉や鼻等、呼吸器系統のアレルギー反応の出やすい方は、マスクをつける、出来るだけ外出を控える等の注意は肝要でしょう。

 

では、食べ物の安全性については、なぜ心配はないと言えるのでしょうか。

"※有害な有機化合物のしくみ(ベンゼン環の図)"私は、戦後の貧乏百姓の中、なんとか地元大学で化学を専攻することが出来ました。そこで、人類が受ける有機化学合成の恩恵と、片方で、地球の自然界に存在していなかった有機化学合成物のもたらす環境や健康への問題点を学ぶことができたのです。

発がんや奇形の可能性の主な原因として考えられるものは、これら、有機化学合成物の内、中でも発ガン性等が高いのが塩素(Cl)や臭素(Br)、窒素(N)等がベンゼン環(※)にくっついている場合だと考えられています。

幸いに、硫黄(S)については発ガンや奇形のリスクについては、その分子構造上は少ないと考えられ、その意味で今回のPM2・5の危険性については、呼吸器への影響にほぼ限定されるものと考えてよいでしょう。

なお、野菜に付着しているものは水洗いすることで、体に取り込まれる危険性はかなり低くなると考えられます。

 

米ぬか等も使用しない

新しい全植鶏肉の飼育が始まりました。

去る、2月8日、雪が降り続く厳寒の中、私"柏村農場(柏村光恵)さん"共の生産登録農場、美東町の柏村農場に可愛い5,000羽のヒヨコが到着しました。

いよいよ、新全植鶏肉の生産の始まりです。

このヒヨコには、生まれて初めて食べるその餌から、新しい全植飼料を与えています。その意味では、この世で一番に安心安全な餌で育てられる記念すべきヒヨコ達と言えます。

この記事が紙面で届くのは 三月の始め、その頃には、もう、この雛たちは30日令近く、体重も1キログラム位に大きくなっていることでしょう。

この、新全植若鶏は、魚粉や肉骨粉、動物油脂等を一切使用せず、産地が特定できる全植物性飼料を給与しています。

本来、鶏には動物性の魚粉や肉骨粉等を使用しないで飼育することは世界的にも不可能とされてきました。

今でも、一般市販のブロイ ラーや、卵を生産する採卵鶏も大量の魚粉や肉骨粉が使用されているのが世界中の普通の現実なのです。

戦後、農薬として世界的に大量に使用されたDDTやBHC等、そして、世界最強の発ガン物質と言われるダイオキシン等は、魚粉等、動物性飼料によって生体濃縮し、最後には人の体に濃縮するという運命を持ちます。

私が、この食物連鎖を断つため、この課題に取り組んだのは今から40年前のこと、この不可能と言われた全植物性の飼料に取組み、それを成功させることができました。

今、食品の放射能汚染について、多くの消費者の方々の不安があります。

この放射能の食物連鎖を断つという意味でも、今、私共の新全植若鶏、全植鶏卵に全国から多くの期待をいただいているのです。

特に、今回の新全植鶏肉は、昨年十一月から発売している全植鶏卵と同様、魚粉等を使用しないだけでなく、さらに産地の分別に困難を伴う「米ぬか、脱脂ぬか、フスマ」等を全く使用しない全植物性飼料で、これ以上の安心はないと言う徹底ぶりにご評価をいただいているものです。この4月から、新商品と して皆様方へお届けが可能になります。

では、四月号でお会いしましょう。

秋川牧園の商品一覧

おためしセット