更新日:2016年04月01日

ここはまさに柑橘の島!/大矢野有機農産物供給センター(熊本県)

秋川牧園×大矢野有機農産物供給センター

熊本県熊本市から車で1時間半。キラキラ光る島原湾を右手に臨みながら、大きな橋を2つ渡ると大矢野有機農産物供給センターがある維和島(いわじま)があります。島に着くと、そこから小高い丘にむかって小さな小道がうねうねと続きます。少し不安になりながらも最後の急な坂を車でぎゅう~んと登ると、大矢野有機供給センターに辿りつきました。

 

大矢野地区の取りまとめ役、松田さんと合流

実は行く前から、秋川牧園の青果担当から「面白い方がいるよ」と聞いていた私。この担当もユニークな人柄なのでどんな方なのだろうとドキドキしながら、入口で声を掛けると、「こんにちはー!」と大きな声が返ってきました。元気あふれるその声の主は松田さん。

秋川牧園×大矢野有機農産物供給センター

大矢野有機農産物供給センターの松田さん

「遠いところから、よく来ましたね!さぁあがってあがって!まずはコーヒーをどうぞ!車の運転大変だったのではないですか?…」と話が止まりません。柑橘の美味しさも伝えたいのですが、どうやら松田さんの人柄に触れる必要がありそうです。

松田さんは大矢野地区の生産者の取りまとめをしており、畑の見回りなど生産の管理から販売までを手掛けるスペシャリスト。 「楽しいことと大変なことを教えてください」と伺うと「全てが楽しいですよ。ハッハッハ」と笑う松田さん。それは「人と会うことで、巡り合いがありますから。」とすごくポジティブ。

また取材途中に見た河内晩柑も手に果汁がつくのもかまわずサッとむいて下さるなど、会ってすぐに人柄のよさを感じました。私は普段事務仕事が多く、あまり人と触れ合う機会はないのですが、松田さんのように人と会い元気をもらったり、人の魅力に触れると松田さんのようにポジティブで明るい人間になれるのかな、いやなりたいなと思いました。

 

河内晩柑の美味しさ

河内晩柑の花のつぼみ

河内晩柑の花のつぼみ

河内晩柑の美味しさはズバリ!さわやかで適度な酸味。取材させて頂いた4月上旬は、河内晩柑が一番糖度が高くなる季節です。でも鳥やイノシシの害獣の被害があり、その糖度が高い状態でお客様の元に届けるのは苦労もあるのだとか。私も大好きな河内晩柑ですが、好きなのは人間だけではないのですね。

 

ジューシーで爽やかな後味。

ジューシーで爽やかな後味。

 

元々ここ大矢野地区は柑橘の栽培には最適な気候。温暖で育てやすく、山間部で栽培するため傾斜になっている場所が多く水はけがよく、根が腐りにくいのです。また美味しい河内晩柑にするための土作り、微生物を増やして土壌の活性化を図るために、柑橘の葉を堆肥かつマルチシートのように表面を覆うことで除草剤は使わないなど工夫を凝らしています。

雑草と共にたくましく育つ河内晩柑

雑草と共にたくましく育つ河内晩柑

 

食べ比べがおススメ

大矢野有機農産物供給センターでは河内晩柑だけでなくスイートスプリングやポンカン、不知火、パール柑、清見オレンジの栽培もおこなっています。

 

スイートスプリング

孫に美味しいと食べてもらうのが、一番の元気の源とおっしゃる明るいご夫妻です。

内田光男・和子夫妻 とにかく明るく、生産については妥協知らずで、ガキ大将な内田光男さんと奥さんの和子さん。

内田光男・和子夫妻
とにかく明るく、生産については妥協知らずで、ガキ大将な内田光男さんと奥さんの和子さん。

 ポンカン・不知火

趣味はインターネット検索で、かなりの情報通です。

前川敏彦さん いろんな品種を栽培されており、組織内では一番の技術者。

前川敏彦さん
いろんな品種を栽培されており、組織内では一番の技術者。

 

大矢野有機農産物供給センターでは、ポジティブで明るい松田さんを始め、上記のような方々が柑橘類を作っています。河内晩柑の旬は4月頃から。お楽しみに!

秋川牧園の商品一覧

おためしセット